2025年は1月6日(月曜日)に新年の営業を開始し、本日17日(金曜日)で2週目が終了することとなる。

1週目はほとんど新規問合せも入らず、2025年は一体どうなることやらと不安に思っていたが、2週目に入り少しずつ新規のご依頼が入り出した。

当事務所の場合、20数年前の新規開業時から、基本的にネット集客のみで営業をしているが、現在に至るまでずっと集客に苦労し続けている。

20年以上も集客に苦労し続ける職業とは一体何なのだろうとも思うが、実際のところこれが現実。

それでも、仕事がどんどん入って来て、このままでは処理しきれなくなるのではと思ったことは何度もあるものの、実際にそのようなことにはならず今に至る。

どんどん仕事が入ってくると思っていると、そのうち、ぱったりとお問い合わせが止まるときがある。

それでも、売上に波はあるものの、20年以上もネット集客だけで食えているというのは、実は凄いことなのかとも思う。

開業してから人を増やしてどんどん拡大していく司法書士事務所は、ネット集客がメインではなく他の手段で仕事を増やしているケースが多いはず。ネットではない営業力によって、不動産会社や銀行経由での仕事を取っていくみたいな。

または、ネット集客であっても、私のように自力でやるのではなく、コンサル会社などが入っているようなところは別だろうけど、あれはあれで非常に大変なのだろうと想像する。

自力でやるネット集客でも、専門特化(今だと家族信託とか?)でうまくやれば、かなり集客できるのかもしれないが、相続登記とか他と同じようなことだけでネット集客するのは非常に難しい。

当事務所の場合、20年以上も同じ場所で営業しているので、過去の依頼者からの再度のご依頼や紹介などもそれなりにあるので何となくやっていけているが、ネット経由での新規お問い合わせを得るのは年々難しくなっていると感じている。

当地の場合、当事務所以外には、ネット集客にそれほど力を入れているところは見当たらないので、他の司法書士事務所にネット経由での問合せがどんどん流れているということはなさそう。

もちろん、20年前と比べれば、ウェブサイトを開設している司法書士事務所は激増しているので、当事務所への問合せが減るのは当然であるが、それでも、この数年でどんどん新規問合せが減っているのとはあまり関係ないように感じる。

そうであれば、司法書士事務所以外のどこかに仕事を奪われているということなのだろうか。とくに相続関連業務についてはそのようなこともあるのかもしれない。

他の司法書士と集客についての情報交換などは一切していないので、ただ単に当事務所が時代の流れに取り残されて集客できなくなっているだけかもしれないから、若い世代の司法書士の方々はしっかり集客できている可能性ももちろんある。

自分自身のウェブサイトをみるとデザイン的には明らかに劣っていると感じるが、今さら全面リニューアルをする力は残っていないし、SEOを重視するならば現在のような文字ばかりのページになるのもやむを得ないところ。

見た目がピカピカの素敵なウェブサイトを業者に作ってもらっても、コンテンツがぺらぺらでは検索順位が上がらず、SEOによる集客は困難であるはず。

Google広告などのリスティング広告を利用して、そのような素晴らしいウェブサイトに見込み客を誘導できれば集客は可能であろうが、自力でやるのは難易度が高いし、業者に頼んだら費用がどれだけかかるかわからない。

それでも、自分ならネット集客ができるというなら頑張っていただきたいが、今の時代は、当事務所ウェブサイト程度のものでは、SEOによる集客はなかなか難しいのは事実。

現在の事務所所在地ではなく、別の場所ならばもっと集客できている可能性はあるとしても、駄目だったら簡単に場所を移るというわけににもいかないし。

そんな感じで、「2025年もネット集客で食えるのか」への答えには全くなっていないと思うが、私自身に関していえば、拡大志向はすでに全くないので、2025年以降もSEOによるネット集客を柱にして、同じようなやり方を細々と続けていくつもりである。

すっかり老害の戯言のような投稿になってしまいましたが、これが自力でおこなうネット集客の1つの現実。信じるか信じないかはあなた次第なのでありますが。