10月に入ってからほぼ毎日更新をおこなっている当ブログだが、現在のアクセス数は毎日1桁である。

ブログタイトルそのものの「司法書士開業日記」でGoogle検索すると当ブログは10位。そんなキーワードで検索する人はほとんどいないであろうから、「司法書士 日記」にしてみると32位。

まあいずれにせよ、司法書士の日記を読みたい人など司法書士試験受験生か、司法書士事務所で働いている補助者か、暇な司法書士くらいのはずなので、司法書士日記で上位表示されても仕方ない。

ただ、私がこのブログを書いているのは、好き勝手なことを書いて息抜きするためでもあるが、それよりも大事なのはメインサイトへのリンクを時おり潜ませることで、メインサイトのSEO対策に繋げること。

Google検索順位を上げるには(目次)
1.Google検索順位を上げるには
2.今でもSEO対策にリンクは重要
3.自演リンクは必要悪なのか
4.簡単に順位を上げる方法など存在しない
5.それでも有料リンクは強い

1.Google検索順位を上げるには

前にも書いたかと思うが、SEO対策について少しでも学んでいる人ならば、検索順位を上げることを目的としてリンクを貼るのは「Googleのガイドラインに反する行為であり、ペナルティを受ける可能性もあるから絶対にするべきで無い」というのが現在の共通認識であろう。

SEO対策についての見識があるとされる人が執筆しているものを見ても、自演リンクなどによるブラックハットSEOはするべきで無いと同様の意見ばかり。そのため、ここ数年の間にSEO対策に取り組み始めた人の多くは、自演リンクなどせずに良質なコンテンツを創り出すことに力を注ぐ、いわゆるホワイトハットSEOを実践しているのだと思われる。

しかしそれで満足いくだけの結果が得られただろうか。司法書士のWebサイトやブログの記事に対して、自然にリンクが貼られることなんてそうあるものではない(なお、自分のサイトに貼られているリンクは、 Google Search Consoleの「検索トラフィック」-「サイトへのリンク」を利用することで確認できる。自分でSEO対策をする際には、Search Console への登録は必須なので念のため)。

長年にわたり更新を続けてきた当事務所のメインサイトの記事は、他人のブログや、教えてgooなどの質問サイトからリンクされることもたまにある。しかし、それは当事務所サイトが検索で上位表示されているからであり、開設から間もない司法書士ブログの記事が他人からリンクされることなど期待しても無駄である。

2.今でもSEO対策にリンクは重要

では、どうしたらよいのかといえば、まずは自分でリンクを貼るしかないだろうということ。たとえば、独自ドメインを取得してWebサイトを作成したとする。そこにひたすらページを追加していっても、他のドメインからのリンクが一切無ければ、Googleのクローラーは果たしてやってきてくれるのかということ。

先ほども書いた Google Search Console に登録してサイトマップを送信するなどすれば、Googleから一切無視されるということは無いのだろうが。しかし、無料ブログを開設して記事を書き、そこからリンクを貼ったとすれば、貴方のサイトが一気に外に開かれるということ。あくまでもイメージだが。

このブログの場合、ライブドアブログで50記事ほど書いた後に引っ越してきたので、ライブドアブログの最後の記事に新ブログへ引っ越す旨を書き当ブログへのリンクを貼っている。自分で貼ったリンクはその1本のみではあるが、当ブログは50本の記事があるライブドアブログからリンクされているわけだ。

それでも、今のところ日々のアクセス数は一桁なのだが、当ブログを開設したのは9月28日のことでありまだ2週間強しか経っていないのでまあこんなものか。良いように考えれば、開設から2週間強の時点ですでにGoogle検索による訪問がチラホラとあるのは立派とも言える。

3.自演リンクは必要悪なのか

自然に貼られたリンクは価値の高いものであり検索順位上昇の要因となる。これは現在のGoogle検索においても間違えの無い事実である。

だとすると、検索エンジンスパムとなる行為を避けようとするあまり、自分で自分のサイトにリンクを貼る、いわゆる自演リンクを一切しなかったとすればどうだろう。Googleからはリンクの全くない無価値なサイトだと判断される恐れがあるに違いない。

今でも被リンクはGoogleにとっての重要な評価基準であるのは間違いない。そして、そのリンクが自然なものであるか、人工的なものであるのかを完全に見分けることは出来ていない。

そうであれば、自演リンクは必要悪としておこなうべきものであるとの結論が導き出される。ただし、あくまでもやり過ぎは禁物。ほとんど記事の無いブログなのにリンクが多数なんてのは明らかに不自然。また、発リンク側のサイトの品質も重要であろう。

たとえば、当ブログは記事が面白いかどうかは別として、司法書士本人が時間をかけてちゃんと書いているものだ。表現の仕方や内容には問題があるとしても、司法書士事務所のブログとして名を出しても問題の無いクオリティにはなっているはずだ。

しっかりと内容のあるサイトからリンクを貼るから効果があるのであり、Googleからスパムとみなされることもないはず。意味のない言葉を羅列したブログからリンクを貼るのでは駄目だし、人が書いた文章を借用して順序を入れ替えるだけなんてのは言語道断。

4.簡単に順位を上げる方法など存在しない

結局は、自演リンクをするといっても、リンクを貼るサイトとリンクを貼られるサイトの双方をしっかり作り込んでいく必要があるわけだ。無料ブログをたくさん開設してメインサイトへのリンクを貼り、あとはいい加減な文章をいくつか放り込んでおけば十分などというものではない。

そういえばかつて、無料ブログをたくさん開設し、記事は著作権の切れている小説を利用するという、SEO対策のサービスがあったが今はどうなっているのだろうか。かつては、リンクが貼られていれば何だってGoogleから評価されていたことから、そのようなサービスが成立していた。

今はそんな姑息な手段は通用しないと考え、メインサイトでも、このブログのようなサテライトサイトでも、ひたすら記事を書き続けていくのがSEO対策の第一歩。1年間で365記事、1記事あたり最低1000文字、そして、絶対条件として司法書士自身が書くことをやり遂げたら、SEO対策で満足いくだけの結果が得られる(はず)だろう。

5.それでも有料リンクは強い

ここまでは自分でおこなう、自演リンクの話を書いてきたが、SEO業者に頼むのはどうなのだろうか。

作りっぱなしで全く更新されておらず、ページ数も少なく明らかに薄っぺらなサイトが、長年にわたり上位表示されているのも事実。これはペンギンアップデート4.0が実施された後になっても同様。

つまり、ちゃんとしたノウハウと実績を持つ、信頼できるブラックハットSEO業者(?)に頼めば、現在でも上位表示は可能だということ。あくまでも想像に過ぎないが、司法書士事務所のWebサイトなら月額3万円くらい支払う気があるならば、簡単に順位はあがるように思う。

たとえば、「人口数十万人くらいの市の名前」×「司法書士」との複合キーワードでならば、3位以内位には簡単に入るだろうということ。もちろん、既存サイトのパワーにもよるし、大坂とか名古屋とかもっと大きな街の名だと難易度は格段にあがるはずだが。

それから知っておくべきは、リンクによって検索順が上がるのは、原則としてリンクを貼られたページだけであるということ。たとえば、月に10万円をSEO対策業者に支払うことで、その司法書士事務所のWebサイトのTOPページが「司法書士 京都」で1位になったとする(あくまでも例なので、10万円で1位になるかは不明)。

これにより、TOPページ以外の相続登記や会社設立のページの順位がどんどん上がるかといえばそんなことは無い。検索順位が上がるのは、あくまでもリンクされているTOPページのみなのである。今度は相続登記でも順位を上げたければ、また月に10万円がかかるわけだ。

そんなわけで、司法書士事務所のWebサイトの場合、収益のが上がるキーワードが相当明確になっているので無ければ、有料リンクで順位を上げたからといって依頼が増えるわけでは無いように思える。京都で司法書士を探している人が皆、「司法書士 京都」で検索しているわけでは無いので。

また、これも重要なことであるが、信頼できるブラックハットSEO業者(?)をどうやって選べば良いのかという問題もある。今は実績が上がっているとしても、突然ペナルティーを受け始めることもあるだろうし、自社のメインサイトをそんな危うい状況に置くことは私にはできない。

もともと、Webサイトからのお問い合わせなど期待していないのなら問題ないだろうが、私の場合、Webサイトからのお問い合わせをメインで事務所を運営しているので。

久しぶりの力作で約3700文字。日曜日の午後の2時間ほどを費やしてしまった。