司法書士などの士業事務所をやっている人がブログを書くという場合、趣味匿名のブログを書いている場合などを除けば、事務所への集客を目的としておこなうのが通常だろう。司法書士のブログそのものに電話番号や明記したり、また、問合せフォームを設置する場合もあるだろう。また、ブログからメインサイトへのリンクを貼っているというケースもある。

もちろん、司法書士がブログを書く場合には、そのような使い方が正しいのであるが、せっかくブログを一生懸命更新するならばブログから収入を得たいと考える人もいるだろう。そこで、まず最初に理解しなければならないのは、司法書士などの一般人がアメブロやLINEブログなどで収入を得ることはできないということ。

芸能人なんかだとアメブロでいくら儲けているなんて話もあるが、あれは自分で申し込んでいる無料のアメブロとは別もの。普通の司法書士がアメブロを利用してたとえ多数のアクセスを集めたとしても、アメブロに設置されている広告からの収入などは一切入ってこない。

ブログで収入を得たいというならば、ブログ上に設置されている広告がクリックされた際に生じる収益が自分に入ってくるものでなければならない。ブログサービスであっても有料のものなのでは、自分で広告を設置できるものもあるが、今どきはブログで収益を上げたいなら自分でWordPressによるブログを作るのが通常だろう。

エックスサーバーなどのレンタルサーバーを利用すれば、WordPressによるブログは簡単に作ることが出来る。そして、WordPressによるブログをつくったら、そこに広告を設置するわけだ。当ブログでも記事の上下に広告を設置しているが、これはGoogle AdSense というPPC(Pay per Click)広告である。

ブログへの訪問者が広告をクリックすると、ブログ運営者に対してGoogleから報酬が支払われるわけだ。この広告費を支払っているのは、もちろん広告を出稿している人(会社)である。好走率の高いキーワードについての広告だったりすると、ワンクリックでけっこうな金額の報酬が得られたりもする。

それならば、司法書士がブログを書いてAdSenseを設置すれば楽に稼げるかのといえば、当たり前の話であるがそんなに簡単なものじゃない。それこそ、月々の小遣いの足しになるかなというレベルに達するのでも、毎日のアクセスが1,000でも全然足りないと思われる。ブログに書いている内容によって、1クリック当たりの単価も違うし、クリックされやすさも違うだろうから一概にはいえないけれども。

そして、仮に多くのアクセスを集めるブログを作れたとしても、司法書士事務所のブログに広告が設置されているというのはあまり良い印象を持たれないかもしれないので注意が必要。ただ、今どきは大手メディアなどによるサイトにも大きな広告が設置されているのが普通なので、あまり心配する必要は無いかもしれないが。

なんか色々書いてきたが、司法書士がブログを書いて稼ごうなんてのは、難しいからおやめなさいというのが結論。どうしてもやるなら、毎日1万ページビューを集めるくらいのつもりでやらないと。