何らかのキーワードでたまたま検索されているのかもしれないが、前回の記事(債務整理の集客)へのアクセスが多いようなので、債務整理関連業務のネット集客について続けて書いてみる。

司法書士による債務整理業務は、とくに弁護士数の多い都市部においては役割を終えつつあるのかもしれないが、私自身に関していえば、開業当初より長年にわたり取り組んできた業務であるから、需要のある限りは続けていきたいと思っている。

しかしながら、前回の投稿でも書いたとおり、債務整理の新規ご相談件数は大きく減っているのが現状である。しっかりとデータを取っていないので、いつからどれくらい減ったのかはハッキリしないものの、昨年1年間の受任件数でいえば明らかに激減している。

その原因として、Google検索結果の上位にリスティング広告(Google広告)が複数表示されるため、いくらSEOを頑張ってもリスティング広告を出している弁護士法人などに負けてしまうからだろうというのは既に書いたとおりであるが、もう1つ考えられるのは、検索結果の最初にGoogleマイビジネス(ビジネスプロフィール)が表示されるようになったことも大きいのかもしれない。

というのも、当事務所所在地の場合、「債務整理 ○○市」でGoogle検索すると、「弁護士」との表示の下に、法律事務所のビジネスプロフィールばかりが表示されるのだ。

上のスクリーンショット画面では、検索結果の最初にビジネスプロフィールが表示されているが、実際には最初にGoogle広告によるサイトが複数表示された後に、ビジネスプロフィールが表示され、従来の検索結果はその後に表示されるといった具合だ。

とくにスマホで検索した場合、従来のGoogle検索では上位に位置しているはずの当事務所ウェブサイトは、検索結果をかなり下の方までスクロールしていかない限り目に入らないというような状況。

つまり、Google広告とビジネスプロフィールに阻まれることによって、当事務所がいくら頑張ってSEO対策をおこなっても、なかなかサイトへのアクセスが得られなくなってしまっているわけだ。これでは、債務整理の新規お問い合わせが激減してしまうのも当然のことか。

ただし、当事務所所在地とは異なる場所、たとえば、「債務整理 さいたま市」で検索してみたところ、ビジネスプロフィールに「弁護士」でなく「債務整理」と出て、司法書士事務所のビジネスプロフィールも表示されていたりもするので、少し経てばまた状況は変わるのかもしれない。

このあたりのことは、もう少し調べてみたいと思っているので、あらためて追記するかもしれないが、時間がなくなってしまったので今日はここまで。