記事タイトルそのままであるが、士業向けのコンサルタント会社などからのファックスDMによる営業が非常に多い。

司法書士会ウェブサイトの会員名簿にFAX番号が掲載されているので、営業のファックスが届くのは仕方の無いところではあるものの、以前にも増して送られてくるファックスDMが増えているように感じる。

ファックスではなく、郵送(宅配便?)で送られてくるのもあるし、士業向けのコンサルを提供している業者は数多いようだ。

最近届いたファックスDMのタイトルは次のような感じ。どれも興味深いテーマばかり(笑)。

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セミナーへ1度参加してみたり、DVDを1度購入してみたりと、それっきりで済むのであれば試してみたいものだが、絶対にそれでは終わらないはず。

ただ、これだけ頻繁にDMが送られ続けているわりには、近隣の司法書士事務所がいきなり大変貌を遂げるなんて例はあまり見ない。

実際に、士業向けのコンサルに高額な費用を払うことで、一気に事業拡大することは可能だと想像する。けれども、いったん足を踏み入れたら高いテンションを保ち続け、ひたすら拡大路線を走っていくしかないだろう。

そういうことをしたい野心家ならば乗ってみるのも良いだろうが、そんな司法書士はあまりいないということなのかもしれない。もしくは、とりあずセミナーへ入ってみたが、コンサル契約を結ぶには至らなかったとか。

なんにせよそういう場に参加している人はテンションが高そうで、どう考えても自分には縁が無い。

ところで、そもそもの問題としてコンサル会社というのは一体何なのだろうとの疑問もある。そんなにうまく事務所経営が出来るならば自分達でやれば良い。でもそうしないのは、司法書士とか士業の事務所を自分でやるのはやはり旨みが少ないから?

まあ、自分としては細々とではあっても堅実に今の事務所経営を続けていきたい。なので、コンサルは不要です。