年内の業務も来週いっぱいで終わり。この時期になると新規のご相談予約はもう終わりかと思いきや、今週は相続登記の新規ご相談だけでも4件も入っている。

12月も下旬となれば、新しいことを始めるのは来年でにしようかと考えるのが多くの人の心理であるように思うが、少なくとも2018年の年の瀬に関しては当てはまらないようである。

来週は月曜日が天皇誕生日の振替休日のため、営業日は4日のみとなる。したがって、今日を除けば残り6営業日で今年の業務も終了。到底そんな風には思えないくらいに仕事が山積みなのであるが、そうやって1年を終えられるのは有難いことだと考えるべきであろう。

11月までの経理処理を先ほど終えたところだが、売上はほぼ前期並みであった。ネット集客に力を入れる司法書士事務所が増え続けていく昨今にあって、ネットによる集客をコンスタントにを続けられていることに取りあえずは安堵している。

いわゆる過払いバブルが終焉を迎えてからは、ネットによる集客で事務所を維持するのが困難になる恐怖との戦いの日々でもあった。今年は過払金返還請求のご依頼はごく僅かになっているが、それでも別の業務により何とかやっていけるだけの売上が得られるようになっている。

しかしながら、司法書士事務所によるネット集客の競争は今後さらに激化していくものと思われるから、いつまで現在のような状況を保てるかは分からない。それこそ、弁護士(法律事務所)による相続放棄についての広告なんてのも見かけるようになっているから、ネットによる集客がさらに難しくなっていくだろうことは想像に難くない。

以前は、弁護士から「相続放棄の手続きは簡単だから司法書士に依頼しなさいと言われた」というような話をよく耳にしたものだが、今ではPPC広告(Google AdSenseなど)を使ってまで相続放棄の相談を受けようとする弁護士も出てきているわけだ。

それならば、自分もAdSenseに広告を出して相続放棄の依頼を増やそうと考えたとしても、1クリックあたりの単価も相当に高くなっているだろうからおいそれと手を出せない。調べたわけじゃないから分からないけれども、Google検索結果の上位に表示されるようなAdSense広告だと、1クリック500円とかそういうレベルなのではないだろうか。

そのような競争には参加できないので、来年も地道なSEO対策をおこなうことにより集客を図っていきたいと考えている。そして、何とか売上を上向かせて、スタッフを増員したいというのが来年の目標。

今年も1年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。