若者たちの中には電話が苦手な人が多くなっているそうだ。LINEやメールなどによる事前連絡なしに電話をしてくる人を、「電話野郎」と呼ぶなんて話も少し前に話題になった。

しかし、司法書士事務所には今でも電話がいっぱいかかってくる。とくに当事務所の場合、ウェブサイト上にフリーダイヤルの電話番号を公開してご相談予約を承っているから、全く見知らぬ人からの電話が非常に多い。電話が苦手な若者であれば1日で逃げ出したくなるような職場環境かもしれない。

まあ、自分自身のことを振り返っても、新入社員として会社に入った二十数年前は電話に出るのが苦手だった記憶がある。自分たちの世代の場合、子どもの頃に友達と連絡を取るにも家の固定電話を使っていたし、家にかかってきた電話にも普通に出ていた。

そんな電話慣れしていたはずの世代であっても会社の電話に出るのは苦手だったのだから、今の若者が電話を嫌うのも仕方の無いところだろう。それでも、電話とファックスが主要な連絡手段である司法書士業界では、電話が嫌いとかいっていたら仕事にならない。

余談になるけれども、他の司法書士や、弁護士、税理士などの名刺を見ると、電話番号だけでメールアドレスが入っていないのが今でも多い。最初は電話で話すとしても、その後のやり取りはメールでやりたいと思うのだけれど、名刺にメールアドレスが入っていないということはメールは使いたくないということなのだろうか。

さて、電話が多いとは言っても実際にどれくらいかかってきているのか確認してみると、本日月曜日の9時から17時までの間にかかってきた電話は16件。今日はけっこう電話が多いとの印象だったのだけど、平均してみると1時間に2本程度ということになる。

もちろん、16本のすべてが見知らぬ人からの電話では無く、ご依頼者からの問合せや、債務整理の相手方(貸金業者)などのもあるのだが、今日くらいの本数だとやたらと電話がかかってくるような気分になる。

ちなみに、当事務所には司法書士が自分1人なので、基本的にすべての電話が私自身に充ててかかってくる。事務員の対応のみで終了することもあるが、ほとんどの電話に自分自身が出ることになるので、毎日けっこうな回数の電話対応をしていることになる。

まあ、いつも書いているが月曜日はとくに電話が多いのであり、金曜日なんかは電話が壊れたかと思うくらい全く鳴らないときもあるので、そんなに年がら年中たくさんの電話がかかってきているわけじゃ無いのだが。

ところで、メールやLINEと電話を比べると、メール等の方が気楽に連絡を出来るケースが多いのは事実だろうが、電話の方が素早く事が済むことも多い。メール等だと文章を考えて入力するのに時間がかかるし、1回で終わらずに何度もやり取りする必要があったりもする。

そういう意味では携帯電話による通話が効率的なのだろうと思うものの、自分自身も夫婦間のやり取りにさえもLINEを使っていることが多かったりして。相手が出る出ないに関係なく、連絡事項を伝えておけるという点ではメールやLINEに優位性があるからでもあるが。

何だか良く分からない投稿になってしまったが今日はこの辺で。当事務所には問合せの電話が多いことを自慢しているわけでは決して無く。むしろ、もっとご依頼を増やしていきたいと思っているわけで。