今日は来所による新規のご相談があった。それも1日に2件も。

先週の来客は、既にご依頼いただいている方から書類を受け取るくらいだったので、新規のご相談は久しぶりに感じる。

多くの人にとって同じだと思うが、この2週間くらいで新型コロナウイルスの感染に対する危機感が、それ以前より非常に強くなっている。

電車も危険だとはっきり言われるようになり、家族でも離れて食事をしろなんていう極論も出てきている状況で、対面による相談が非常に危険であるのは間違いないだろう。

ご予約時には「ご相談には原則1人でお越しいただきたい」こと、また、「マスクを必ず着用し、体調が悪いときに絶対に来所しないよう」に念を押すなどしているが、それでも不安は尽きない。

小さな事務所なので、接客スペースと執務スペースとがそれほど離れていないこともあり、他人を自宅に招き入れるのと同じような恐怖を感じるようになってきた。

来客後には、手が触れたであろう場所は除菌し、換気を徹底するなどの対策もしているが、1日の大部分を過ごす事務所内に他人が入るのはやはり不安。

今日の2件の来客を終え、これまでに経験したことのない不安を感じながら、業務を続けていくことの限界を考えてしまった。

いっそのこと新規のご相談予約は一切受け付けないという選択肢もあるだろう。

しかし、5月6日には緊急事態宣言が終わり、その後は通常の生活に戻れるというならば話は別だが、今の日本の状況を見ている限りそんなにすぐに終息していくとは到底思えない。

そうなると、長期にわたり新規のご相談・ご依頼がまったく無い状況を受け入れるのか、または、感染防止対策をおこないつつもご相談予約を受け付けていくとの選択を迫られるわけだ。

今日は、取りあえず出来ることとして、飛沫防止用のアクリルカウンターを楽天市場で注文してみた。

ご相談者が新型コロナウイルスに感染していたとして、目の前で咳をされてしまったとしても、その直撃を避けられたならば何とか感染しないで済むかと。

無いよりはマシというレベルかもしれないが、最近はコンビニでも銀行の受付でもダラッとスクリーンが吊されているような光景が普通になってきているし、それで精神的に少しでも安心感が得られるなら良いのだから。

しかし、日本における新型コロナウイルス感染拡大の状況は、いまだに悪化するばかりとしか思えないのが恐ろしいところ。