朝から立て続けにお問い合わせの電話。

株式会社の役員変更登記について。会社の登記の話だというのに名乗らないし、所在地を聞いてみるとやはり遠方であった。近くで相談するよう伝えたところ、「ネットで見たら出てきたので」とのこと。電話での問合せだって、必要に応じて相談に行ける場所にある事務所へするのが常識だと思うのだが、そんな風に考える私がもう非常識なのだろうか。

債務整理について。話を聞いてみるとどうやらヤミ金からの借入のよう。昔はヤミ金とやり合ったこともあるけれど、申し訳ないですが今は取り扱っていません。警察にも行ったとのことだし何とかしてあげたい気もするが、自分から火中の栗を拾いに行くような気力が沸かない。何だか最近、ヤミ金という言葉を耳にするのだが、また増えてきたのだろうか。

さて、お次は依頼に繋がるようなお問い合わせではなくテレビの情報番組の人から。

姻族関係終了についての特集を企画しているので、取材させてくれる人を紹介してくれないかとのこと。家庭裁判所での手続きなどが必要になるものではなく、市町村に姻族届を提出するだけのものであり、実際に相談を受けたことはないとお答えした。死後離婚などといって最近話題になっているようで、先日も確か同じような問い合わせがあった。どこもネタ探しで大変なのだろう。

解説もして欲しいなんて話も出ていよいよテレビ出演かと一瞬期待したが、架空の依頼者を紹介するわけにもいかないしそうそう上手い話はない。ちなみに、テレビの情報番組のスタッフを名乗る電話はたまにかかってくる。最初のうちは大いに期待したりもしたが、毎回電話で話をするだけで終わりなので、今ではまたかという感じ。

午前中に上記の電話が入った後、午後からは全く新規のお問い合わせは無し。毎日1件は、新規のご相談予約、またはご依頼の受任をしたいものだが、今日はこのまま終了か。しかし、まだ16時半前なの、17時以降のお問い合わせも結構あるのでまだどうなるかは分からない。

飛び込みの営業でもするので限り、商売というのは基本的に待つしか無いものである。どのようなルートからお客さんが来るかは別として、待つのが基本という点では、飲食店だって、美容院だって、司法書士事務所だって同じ。ちゃんとした仕事をするのは当然として、後はお客さんが来るのを待つしか無い。

この後すぐにお客さんが来るかもしれないし、このままズッと来ないかもしれない。永遠に行列が途切れることのない店でもない限り、ある日突然、売上がパタッと止まるという不安からは永遠に逃れられないのだろう。暇だと遊びに行っちゃうような脳天気な人もいるだろうから、人それぞれだけど。

そして遊んでいるうちにいつの間にか仕事に繋がるなんてこともあるのだろうから、心配性な自分からすれば羨ましい限りだが。しかし、自分ができるのは空いている時間があればひたすらネット上に駄文を注ぎ込んでいくこと。仕事を取るためにゴルフとか接待とかするなら、自分にとってはその方が遥かに気が楽であるし。

そして、どうでもいいような話がほとんどの当ブログであるが、最近では1日のアクセス数が2桁に乗るのが通常になってきた。司法書士業務に関する有用な情報を求めてアクセスしてきた方には、このようなブログで大変申し訳なく思っております。もう少しアクセス数が増えてきたとしたら、もっとまともなブログにするよう考えねば。