前回記事(問い合わせフォームに中国語スパムメールが多数)にした、「お問い合わせ内容」が中国語のような意味不明の文字列になっているスパムメールが連続で送られてきたという話。

数百通の同一メールが届いた後に終息したので安心していたところ、当事務所の別のサイトに設置しているメールフォームからも全く同じスパムメールが届くようになった。2つのサイトはサーバーも別だし全く関連がないはずなので、同じようなスパムメール被害に遭っているサイトは数多いのかもしれない。

当事務所では、独自ドメインのメールに関しても、GoogleのG Suiteにより全てGmailで利用している。Gmailならば、大量のスパムメールが届いても動作が重くなることはないし、数百通の同一メールが届くくらいなら何でもないのだが、いつ止むとも分からないスパムメールを削除し続けるのは精神衛生上よくない。

メールフォームの設定によりスパムをブロックすることも考えたが、プログラムのバージョンアップが必要なことが判明し、かなり大がかりな作業になりそうで躊躇していた。

そこで、とりあえずスパムメールが届いてもそのまま削除してしまうようにすれば問題無いかと考え、Gmailの機能を確認してみたところ「ミュート」というのがあるのを発見した。

スパムメールは全て同一内容であるため、Gmailではまとめられてスレッドとして管理されている。そこで、このスレッドをミュートしたところ、その後のスパムは全てミュートされて受信トレイには表示されなくなった。

これで一件落着、ざまあみろと言ったところか。スパムメールがどう処理されたかなんて送り主には分かるはずが無いし自己満足に過ぎないのだが。

この記事を書いていている今、Gmailの画面を確認すると再びスパムメールが届き始めている。Gmailではミュートの機能を使わなくても、全く同内容のメールの場合、100件までは同じスレッドにまとまるのでそんなに邪魔ではないのだけれども、連日だとさすがに処理が面倒になってくる。

しかし、このスパムメールには実在する企業の電話番号(03-5302-2981)と「qq.com」ドメインのメールアドレスが書いてあるのみで、リンクなどは貼られていない。したがって、大量のメールが送られてきて邪魔だという以外の問題は特に生じないと思われる。一体何のためにこのスパムメールを送っているのだろうか。

これがGmailではなく、自分のPCにメールを蓄積していくメールクライアントを使っている場合には、大量のスパムメールが届くことによってソフトの動作が非常に遅くなるなどの問題が起きるかもしれない。けれども、多くのメールを送って業務を妨害することだけを目的として、わわざわざスパムメールを送ったりしないだろうし。

最後に参考までに届いたメールの内容を掲載しておくことにする。

山田芳子様からお問い合わせがありました。

■名前
山田芳子

■メールアドレス
2953945415@qq.com

■電話番号
03-5302-2981

■住所
祖册就送38元菜金,幼惠多多,加VX:v115478?取。

■お問い合わせ内容
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