誰も見ていないだろうと思い気軽に書いていたこのブログ(司法書士.net)だが、いつの間にやらアクセス数が増えてきて、最近では1日のセッション数が50を超える日も出てきた。

下のスクリーンショット画面は、Google Analyticsによる直近1ヶ月間のセッション数。一番右の点が昨日(2017/07/26)のセッション58であるから、日々それなりのアクセスがあることがお分かりいただけるだろう。

ちなみに、Google Analyticsはサイトへのアクセス解析をおこなうためのツールであり、上記のように訪問者数などの状況を把握するには非常に便利なのだが、閲覧者がどのようなキーワード検索によって訪れたのかはほとんど分からない。

Google Analyticsには、検索に使用されたキーワードが見られる画面もあるのだが、直近1ヶ月間のデータは次のとおり。把握できるのは「商業登記 更正 上申書」以下の3つのみで、その他は全て(not provided)となっている。以前はこのようなことはなく多くのキーワードが見えていたのだが、現在はGoogleの仕様が変わったことでデータが覆い隠されるようになってしまったのだ。

サイトへの訪問者がどんな検索キーワードを使ったのかを知ることが出来ないと、SEO対策をするに際にどんなキーワードをターゲットにしたらいいのかが分からないことになる。たとえば、たぶん一般の人は「相続登記」なんて言葉は使わないだろうと予想し、「不動産 名義変更」というキーワード検索で上位表示されるように努力したとしても、実際は見当外れかもしれないからだ。

Google Analyticsでキーワードを知ることが出来なくなってしまった現在、他に利用できるものとしてGoogle Search Consoleがある。下のスクリーンショットは検索アナリティクスの画面である。

これによると、過去1ヶ月間では「就任承諾書 住所」とのキーワード検索によるクリック数が15と最も多いことがわかる。

なお、このブログについては各ページが上位表示されることは全く狙っていないので、SEO対策をしようという意識は持っていない。目立たないようにブログを書くつもりだったので当然のことであるが。

それでも、キーワードによってはかなり上位に表示されてしまっているようで、たとえば、「条件付賃借権設定仮登記」での掲載順位は7.9であることが分かる。そんなわけで、徐々にブログへのアクセス数も増大しているようだ。

私が理解している限りでは、Search Consoleによって、どのキーワードでどのページにアクセスされているのかを知ることは出来ない。知りたければ、「就任承諾書 住所」で検索してみてどのページが表示されるかを確認する必要がある。

手間は少しかかることになるが、上記のとおり現在でもGoogle Search Consoleを使うことによって、サイトへの流入キーワードを把握することは可能である。ただし、この使い方で知ることが出来るのは現時点で既に多くクリックされているキーワードであり、今後力を入れるべき未知のキーワードではないことにご注意を。

私自身も、Search Consoleの検索クエリは何となく眺めているだけで、あまり有効に利用できているとはいえないのだが。SEO対策により力を入れていくのであれば、この辺りを学んでいくことも必要なのであろう。