当事務所ホームページへのアクセス数が7月2日(金曜日)頃から激減している。それまで1日のユーザー数が平日は1500くらいあるのが普通だったのが、今週は700前後と半減している状況。

減ったとはいっても1日に700ユーザーもの訪問があるわけだし、当事務所運営サイトは他にもあるので、いきなり新規お問い合わせが途絶えることはないはずだが、短期間のうちにここまで激減した経験は記憶にないしかなり心配。

今までネットによる集客のみで何とかやってこれたけれども、このままではもう駄目かもしれないと思ったことは何度もあった。結局は時間がたつと忘れてしまうのだけれども、現在のような相続手続き中心に移行できるまでの間には結構な危機感があった。

ネット集客の場合、どのような業務についてのお問い合わせを増やしたいかは、ある程度狙ったとおりにコントロールできるのだけれども、今回のようにホームページへのアクセスが突然減ってしまったとすると打つ手がない。

本当に駄目だとなったらSEO対策による集客を諦めて、Google広告などのリスティング広告をメインにしていくことも考えるべきなのだろう。それならば、現在のように「相続登記 ○○市」で1位になるためにひたすらブログ記事を書き続けるような手間は不要になるわけだが、それでちゃんと収益を上げていけるのかはわからない。

当事務所を含め、リスティング広告に流れていく司法書士が増えていったとすれば、相続関連など競合の激しいキーワードでは1クリック数百円とか、数千円になんてことにもなっていくだろう。

それはつまり、「1人にサイトへ訪問して貰うためには、Googleに1000円を支払わなければならない」というような状況になるわけだ。1回の訪問でお問い合わせに繋がるなんてことはまずあり得ないのだから、1000円×10回とか20回の訪問でようやく1回のお問い合わせが入るのが通常だということ。

1回の問合せがそのままご依頼に繋がるなんてことも少ないわけだから、相続登記1件を受任するために一体いくらかかるんだというお話しなのであり。Twitterで弁護士が書いているのを見かけたが、実際にそのような状況は一部ですでに起きているようだし。

リスティング広告の場合、それぞれのキーワードについて設定する予算を入札者全員が最適化していない限り、むやみやたらとクリック単価が高騰していく仕組みになっている。

体力のある大手司法書士法人などでは、リスティング広告経由の依頼については赤字になっていたとしても、トータルで儲かれば良いという考えもあるだろうけど、当事務所のような零細事業者がそこで戦っていくのは困難であるはず。

したがって、地道なSEO対策によってロングテールからのアクセスも集めていくことで、何とか費用をかけずに集客を行っていくしかないのだろうと考える。経営者である司法書士が自分で記事を書けば費用はかからないのであるから、暇な時間が少しでもあったら記事を書け。

ただ、そうやって開設から6年と少しの間、地道にやってきたはずのホーム-ページへのアクセスが今になって激減しているという事実もあるわけで。それでも、諦めずに努力を続ければきっとまた結果は出るはずなのだし、それがSEO対策のよいところ。

最後に、当事務所運営サイトのうちの1つへのアクセス数が激減しているのは事実であるものの、別サイトには今も1日1500くらいのユーザー数があるので、すぐに当事務所の経営が傾くような事態にはならないはず。

それは10数年もかけて複数のサイトを作り上げてきた成果なのであるから、今から同じようなことをしたいと思ってもすぐには無理なのであり。だからといって、これから新たに頑張ろうと考えたとしても、2030年頃に今と同じようなGoogle検索が存在するとは思えないので無駄な努力になる可能性が高いだろう。

それならば、10年後の集客のために何をすれば良いのか、現時点では誰にも分からないわけだから、今のところはGoogle検索をターゲットにしたSEO対策に励んでいくしく他に方法はないとの結論に至る堂々巡りであったり。

さらに言ってしまえば、私の場合、自分が司法書士として見据えるべき未来はあと10年くらいだと考えているので、それぞれが今いる位置によっても話はまったく変わってくるはず。

いろいろと思いつくままに書いてしまったけれども、あまり真に受けずに話半分で受け止めていただけたら幸いです。人生いろいろ、集客方法もいろいろ。

少しでもアクセス数が増えるよう、当司法書士事務所ホームページにリンクを貼ってみたりして。このブログを見ている方にアクセスしていただいても、一切ご依頼には繋がらないのだけども(泣)。