この数ヶ月間はひたすら忙しい日々が続いていたが、この1,2週間は新規のご依頼があまりないため、このままだと少し暇になりそうな状況。

ネット集客による個人からのご依頼をメインにして業務をおこなっていると、年度末だとか月末だとか大安だとかにより業務量が変動するということは無い。けれども、毎日のように新規のご依頼が入るときもあれば、全然新たな依頼がないようなときが続くこともある。

ネットによる集客に取り組んで10数年経つがこの波は全く予測することができないし、1週間くらい新たな仕事が入らなかったりすると今後のことが心配になってくるのが常。お問い合わせ用のフリーダイヤルに全然電話がかかってこないと、ちゃんと回線がつながっているかと不安になり自分でかけてみたり。

そんなことを10数年繰り返しながらも何とか事務所が存続しているのだし、どうしても業務量の変動はあるものだと思ってその事実を受け入れるしかないのだが。

ただ、仕事が暇になったからといって遊びに行ったりすることはない。本当は少しくらい遊びに行ってもよいのだろうが、平日の昼間に遊んでいられるような心の余裕はない。平日の昼間にゴルフをしているような司法書士は、自力でネット営業などしなくても仕事が取れる実力者なのだと思う。

そんな小心者の私にとって、仕事が暇なときは事務所ウェブサイトやブログの更新に取り組む時間。当事務所にとって、ウェブサイトやブログの更新をするのが最大の営業活動なのだから、仕事が忙しすぎると営業活動がほとんど出来ないことになる。

そこで、仕事が暇な時期にウェブサイトやブログの更新に取り組むことで、ウェブサイトがパワーアップし再び新たな仕事が入るようになってくるということの繰り返しなのである。

そうは言っても、ぜんぜん仕事が入ってこないとやはり心配になるものではあるが、ネットによる集客ではウェブサイトへの訪問者をリアルタイムで把握できるのが大きな利点。つまり、新規のご依頼はないとしても、ウェブサイトへの訪問者数が減っているのでなければ心配する必要ないと考えられる。

リアルな店舗でいえば「お客さんは来るのだけど、見るだけで帰ってしまう人が多い」というような状況か。これが、何日もお客さんが全く来ないというのだと話は違う。強力な競合店舗が近くに出来たために、見込み客が全てそちらに流れているなんて状況かもしれないわけだ。

ネットの場合でいえば、Googleから嫌われて検索順位が大幅に下落してウェブサイトへのアクセス数が激減しているとか、
超強力な競合サイトの出現によりアクセスがそちらに流れているというようなことか。いずれにせよ、ウェブサイトへのアクセス数が急減したとなれば心穏やかでいられないわけだ。

それが、訪問者は減っていないのであれば、「ここのとろ見るだけのお客さんが多いな」などと思いつつも落ち着いて構えていられるということ。加えて言えば、新規のご依頼は少ないとしても、お問い合わせ自体はそれなりに入っている場合も多い。

つまり、遠方からの電話であったり、当事務所にご依頼いただくのが適当でないようなお問い合わせであったりして、ご依頼にはつながらないものの、電話が全く鳴らないという状況ではないということ。これが、ウェブサイトへのアクセスはちゃんとあるのに、全く電話が鳴らない日が続いたとすればやはり不安になるだろう。

などと書いていたら、新規のご相談予約が1件入った。電話が全然鳴らないと思っていても、次の瞬間からは立て続けに新規のご相談予約が入ったりすることもあるのが現実。ネットによる集客は、仕事が入ってこなくなる不安に怯えながらコツコツと頑張る小心さと、そのうち何とかなるさと思える楽観的な心持ちを両立することが必要だとも思ってみたり。