今は8月15日(火曜日)の13時過ぎ。昨日は午前中に新規のご相談予約が2件入ったが、それ以降は1件のお問い合わせも入っていない。とうより、ほとんど電話がかかってこない。

普段ならば、月曜、火曜日あたりは新規のお問い合わせ電話も多いのだが、お盆休み期間中はこんなものだろう。本当は、普段は平日に休みを取れない会社勤めの方から、夏休みを利用してのお問い合わせなどがもう少しあるかと思っていたのだが、今年は当てが外れたようだ。

結局、8月14日、15日を通常営業したものの、新規のご相談予約は抵当権抹消1件、消滅時効援用1件の合計2件のみで終わりそうだ。毎年こんな状況ならば、お盆休み期間中は当事務所も休みにしてもよさそうな気もするが、例年はもっとお問い合わせが入っていたような気がする。

1年も経つと忘れてしまうので、その辺はもっとしっかり記録を残して置いた方がよさそうだ。なんて言いつつ、毎年同じようなことを考えながら開業十数年が経つ訳なのだが。

ただ、当事務所もかつてはお盆休み期間中は休みにしていた時期もある。けれども、自営業者になり長くなってくると、別に世間の人が休みだからといって同じように休もうとする必要は無いと考えるようになったのだ。

休みたければお盆休み期間中じゃなくたって、いつだって休めるのだし。まあ、実際は別のときもぜんぜん休んではいないのだけど、休む休まないも自分の判断なのであり。

・・・。

さて、ちょっと別の仕事などをしていて今は午後3時過ぎ。今日はご相談予約が無いかと思っていたら、相続登記のご相談予約を1件いただいた。8月15日も通常営業していた甲斐があったようだ。

さらに、今年の冬にご相談があった相続登記の件についての電話連絡も入った。こちらも、当事務所へご依頼いただき手続を進めていくことになりそう。

なんだかんだ言いながらも、近年はご依頼が完全に途切れるようなこともなく、とりあえずは事務所運営が成り立っているような状況。ただし、何とかなっているものの、ひたすら低空飛行が続いているような具合なのであり、再び上昇気流に乗っていけるような方策を考えなければいつまで跳び続けられるかは分からない。

司法書士の数が増えるにつれ、インターネットによるマーケティングをおこなう司法書士事務所も増え続けている。そんな中にあって、当事務所だけが今後も売上を伸ばしていくなんてことが可能なのだろうか。

現状では、事務所を開業している市(人口50万人弱)において、インターネットによるマーケティングでは今でもトップの座にいるはずだが、脅威を感じるようなウェブサイトも出現してきている。これまでは、ほぼ独占状態にあったのが複数の司法書士事務所で顧客を分け合うとなれば、売上が激減することにもなりかねない。

現在までは、他の司法書士事務所との競合によって売上が減るというよりは、たとえば過払い請求のご依頼が激減したことにより売上が減少したのを、相続業務に力を入れることによりカバーするような感じでやってこられた。

別の司法書士事務所がWebサイトを開設したのを脅威に感じたことはあるが、それにより当事務所へのご依頼が大きく減ったような実感は今まで無い。しかしそれは、何となく最近は新規のお問い合わせ電話が少ないと感じているのが、実は他事務所に流れているなんて可能性もあるわけだ。

そんなことを考えているとキリが無いが、今のところほとんど手を付けていない分野である成年後見、離婚事件などを収益の柱にするのは大変そうだし、最近はあまりやっていない民事訴訟の手続などを積極的におこなうのも簡単ではなさそう。

やれる可能性があることに手を出さないでいられるのは、まだまだ余裕があるからだともいえるが、今のうちに次への手を打っていかなければならないのも事実。事務所内が静かなお盆休み期間中を利用して、もっといろいろ考えたかったのだが何だが忙しいまま終わってしまいそう。

こんなことを繰り返しながら、あと10数年このままの調子でいければ万々歳なのではあるが。その前に売上激減の憂き目に遭わず、何とか逃げ切れるようにもう一頑張りせねば。