今週は、前回の記事(新規お問い合わせがご相談予約につながらない)を書いた後も、お問い合わせの電話は多いもののご相談予約に全くつながらない状況が続いていた。月曜、火曜、水曜日とそんな日が続き、新規お問い合わせ電話の数は多いのだから問題ないと思いつつも、さすがにヤバいのでは無いかとも不安になっていた。

悪く考えれば、ウェブサイトへの訪問者数は減っていないとしても、閲覧されているのは司法書士業務に関係の無いページばかりであるなんていう可能性もあるわけだ。情報提供として書いたブログ記事がばかりがGoogle検索に引っかかり、相続登記とか債務整理とかご依頼につながるページは見られていないと。

そうであれば、ご依頼につながらないような質問や問合せの電話ばかりしかかかってこないのも当然のことだ。当事務所へのお問い合わせはそういうのばかりで、ご依頼につながりそうなお問い合わせは全て他の司法書士事務所に行ってしまっていると。

これまでは、新規お問い合わせが少ない状況が続いていても、ウェブサイトへの訪問者数が減っていない限りは、また少しすれば新規お問い合わせが入ってくるはずだと考えることで精神の安定を保とうとしていた。それが今週の前半は問い合わせ件数自体は普段より多いくらいなのに、その全てがご相談予約につながらないという、なんだか新しいステージに入ってしまったかと思わされる状況。

まあ、そんな風に少し心配になっていたのが、木曜日の今日には相続登記のご相談が2件、生前贈与のご相談が1件、さらには時効援用のご相談も1件が新たに入ったので、とりあえず極端な環境の変化が起きたわけではなさそうかと一安心した次第。

このブログには同じようなことを何度も書いているかと思うが、司法書士事務所をはじめてから10数年もネットによる集客を続けていても、少し仕事が入らなくなるとすぐに心配になるのは変わらない。冷静に考えれば、これまで10年以上やってこられたのが、今になって突然ゼロになるはずはないのだが、それでもご新規の相談が2,3日入らないと心配でたまらなくなる。

さらに考えてみると、心配な気持ちがあるからウェブサイトやブログの更新を必死におこなっているのであって、心配にならない人はネットによる集客には向いていないとも思うのだけれども。

ネットによる集客は優秀な業者に任せているとかなら別として、一時的に集客に成功したとしても、その後も努力を継続していかなければすぐに駄目になってしまうのがネット集客なのであり。ご相談予約が入らないからと遊びに行ってしまったり、ゲームをして時間を潰していられるような人は継続してネットで集客していくことは出来ないはず。

関係ない話だが、家の近所にある蕎麦屋がつい最近閉店した。わりと雰囲気の良いお店なのだけれど、お客さんはあまり入っていない様子だった。これじゃ利益は出ないだろうと思っていた矢先に閉店してしまったので、やはりお客さんが入らなかったのが原因なのだろう。もう少し前には、近所の居酒屋も1軒閉店しているが、そちらも閑古鳥が鳴いているように見えた。

飲食店の場合、積極的に集客しようとしてもやれることには限りがあるだろう。それなりの場所にお店を出すならば家賃も高いだろうし、お客が来なくても食材は用意しておかなければならないから、集客が上手く行かなければけっこうなスピードで資金繰りに窮してしまうのかもしれない。

その点、細々とやっている司法書士事務所ならば、飲食店よりも固定費は相当少なくて済むし、ネットによる集客を自分自身で頑張れば広告費もほとんどかからない。そんなわけで当事務所も細々と10数年続いているわけなのだが、このままでは低空飛行状態を脱する見込みもないのであり、これで良いんだかどうなのか・・・。