抵当権抹消登記のご依頼。抵当権者3社分を同時にご依頼いただいたので抹消といえどそれなりの報酬となった。こんな感じのご依頼が多いと有り難いのだが、抵当権抹消登記を3件同時にご依頼いただいたのは初めてかも。ということは、事務所を開業してから10数年で1回なのであり、3件同時の抵当権抹消登記を再びご依頼いただく機会はあるのだろうか。

さて、司法書士業務とは関係の無い話だが、昨日は自宅近くのフィットネスクラブで依頼者に声をかけられて驚いた。以前に依頼があったとかじゃなく、今まさに登記申請中の案件であり、数日前に事務所へお越しいただいたばかりの方。それなのに、声をかけられてしばらく誰だか分からなかった。

そこのフィットネスクラブには入会したばかりなので顔見知りはまだ誰もいない。そのため、突然声をかけられた時点でかなりビックリしてしまった。

しかし、私は長年ジムへは通っているので、別のフィットネスクラブでの知り合いに遭遇する可能性は十分にある。そのため、自然と頭の中のデータベースのジム関係の知り合いが入っているあたりを最初に検索したのだろう。そんなわけで、登記の依頼者であることに気付くまでには随分と時間がかかったのか。

1年に200件程度の新規ご依頼があったとすると、これまでに3,000人位の方々から新規のご依頼をいただいていることになる。そのため、事務所の最寄り駅周辺を歩いているとかつてのご依頼者に遭遇することは多々あるから、どこで見られていてもよいように一応は気をつけている。

けれども、自宅近くのフィットネスクラブの中で依頼者に会うとは全く考えていなかったので完全に油断していた。真面目にベンチプレスをしている最中だったので別に恥ずかしいことは何もないのだけれども。ただ、惜しむべきは少し軽めのバーベルを使っていたときだったこと。もう少し重いので頑張ってるときだった良かったのに。

さらに関係ないけど急に思い出したので。

事務所の近くを歩いていると呼び止められて、その場でご相談予約を受け付けたことがある。事務所Webサイトを見て相談しようと考えていたところ、顔を見かけたので声をかけてしまったとのこと。

事務所Webサイトに顔写真を出していたので分かったとのことだが、街中で見かけてそんなにすぐに気付くものだろうか。何となく怖い気もしたが、近くでお店をやっている方だったので大丈夫だろうとご依頼をお受けした。

私のようなオジさんであれば知らない人に顔を覚えられていても別に問題ないのだが、女性の司法書士がWebサイトへ顔写真を載せたりするときは、知らない人に顔を覚えられることによる危険性についても考えておいた方が良いだろう。

そうはいっても、司法書士事務所をやるとなれば自分自身の顔が看板みたいなものなのだから、ある程度の危険がつきまとうのは仕方ないことであるが。