今日は午前中に1件、相続登記のご依頼をいただいた。ずいぶん前に相談にお越しいただいたものの、それっきり連絡が無かったのが、書類を持って今から行きたいとの電話が入り。ちょうど午前中は来客予定がなかったのでお越しいただくことに。

相談のみで終了していた方から、再度の訪問予約をいただいた場合には、ご依頼につながる可能性が極めて高い。よって、また気が変わって時間が経過してしまう前に、なんとしてでもお越しいただくようにしたい。

相続などによる不動産登記のご相談の場合、名義変更(所有権移転の登記)がしたいという明確な目的があるため、初回のご相談時にそのままご依頼いただけるケースが多い。当事務所では、Webサイトに費用の目安を載せているし、見積もりの金額も適切だと自負しているから、ご相談及び見積もりにお越しいただいた方には納得してご依頼いただける場合が多いということ。

それでも、持ち帰って検討すると言ったっきり、そのままになってしまう場合も決して少なくはない。そして、ご来所時から時間が経ち、記憶の中からも消えていたような方から再度のご連絡をいただけるのはとても嬉しいことである。ご新規のお問い合わせよりも、受任につながる可能性が遥かに高いのであるから。

さて、今日は夕方から会社設立と抵当権抹消登記のご相談も入っている。会社設立のご相談は、以前に電話でお問い合わせくださった方からである。こちらもご依頼につながると良いのだが。

会社設立登記については、今週はじめにもご相談があったのだが、こちらはご依頼につながらなそうな予感。会社設立のご相談は、不動産登記のご相談の場合よりも、ご依頼につながる割合が少ないように感じる。これは当事務所の場合だけなのかもしれないが、報酬が高いと感じてしまうのか、もしくは、会社を設立しようと思っている方の気持ちに添った対応が出来ていないせいなのか・・・。

もちろん、会社成立の場合も、初回ご相談時にそのままご依頼いただくケースの方が多い。けれども、費用や手続きの流れについて説明しただけで、何となくサーッと帰ってしまう方も割りと多く。そういう方々は、いくつもの事務所へ相談に行っているのかもしれないし、あまり深く考えても仕方ないのだけど。

当事務所では、会社設立の司法書士費用については決して安くない設定にしている。以前は10万円を基本としていて、それよりは下げたものの、会計事務所などが出している価格とは比較にならない。

実際の手間を考えると、定型的な株式会社の設立についてはもっと下げても良い気もするが、少しくらい司法書士費用を安くしても依頼が増えるとは思えないし、それだったら自ら価格競争に飛び込む必要は無いとの考え。そもそも価格だけで比較されたならば、当事務所への依頼など無くなってしまうはずなのだが、今でもそれなりにご依頼は入っているし。