何度も書いているかとは思うが、月曜日は最も新規のお問い合わせが多い日である。本日の新規お問い合わせは今のところ5件で、それぞれの内容は次のような感じ(内容は事実と少し変えている箇所もあり)。

相続開始から3ヶ月経過後の相続放棄。被相続人は叔父(もしくは伯父)、先に亡くなっている父の代襲者として自分が相続人になっている。叔父の子たちは相続放棄をしているが、自分にはそのことを知らせてくれていなかった(代襲相続について知らなかったため?)。この場合、自分が相続人になっている事実を知らなかったのだから、知ってから3ヶ月以内であれば問題無く相続放棄が可能だと思われると回答。お越しいただいてご相談いただくことに。

遺産分割協議書などのチェックをして欲しい。被相続人は叔父(もしくは伯父)。自分たち兄弟は代襲相続人として法定相続人の1人になっている。遺産分割協議書などの書類が送られてきたが、署名押印をする前に内容を確認してもらいたい。手続の依頼を前提としない相談なので有料になる旨を伝えた上でご相談予約をいただいた。

相続放棄の申述受理申立てを自分でした。家庭裁判所からの照会に対する回答書の書き方を教えて欲しい。3ヶ月経過後に保証債務の存在が発覚したとのこと。このようなケースでは申立をする前にご相談いただきたいところだが、まずは有料相談で回答書を見せていただくことに。書類作成等が必要なときは別途費用が発生することもお伝えした。

相続登記のご相談。父名義の自宅不動産。まずはお見積もりをして、それからご依頼いただくかをご検討いただくことに。ご予約日時を決定して、固定資産税の納税通知書、権利証等をお持ちくださるようお伝えした。

共同相続人が相続放棄したことにより自分が相続した不動産。それを相続放棄した人の名義にしたい。家庭裁判所で相続放棄の手続きをしているならば、今さら錯誤だったというわけにはいかないはずなので、新たに贈与するしか無いだろうと思われる。ただし、くわしくお話を伺わないと何ともいえないと回答。必要であればご予約の上、お越しいただくことに。

結局、9時から17時までの間で5件の新規お問い合わせが入った。最初に書いたとおり月曜日は最もお問い合わせが多いし、毎週こんなにお問い合わせが入るわけでは無いが、月曜日に5件のお問い合わせというのは当事務所にとっては特に多いともいえない。

ただ、目標としては毎日1件の新規ご依頼を受任することなので、新規問合せとしては月曜日に限らず毎日2,3件はコンスタントにいただきたいところ。そして、相続放棄や相続登記に関連するお問い合わせ・ご依頼が多いのは、ウェブサイトやブログを活用してのマーケティングが功を奏しているということではあるのだが、このままでは更にご依頼件数を増やすのは難しそう。

自分でウェブサイトを作っていることによる限界なのかもしれないが、仮にプロに作ってもらったとしても、そもそも当事務所所在地でこれ以上のお問い合わせ増は見込めないのかもしれないし、その辺が悩ましいところ。たとえば、これまでと違う業務についてのウェブサイトを業者に作ってみてもらおうかとも思うのだが、なかなか一歩踏み出す気力が湧いてこない。

もしくは、相続関係の業務であってももっと優れたウェブサイトがあれば、地元だけで無くもっと広範囲からお問い合わせを集められるのかもしれないとも思う。実際、他の司法書士事務所のウェブサイトを見ていても、圧倒的に負けていると感じさせられるものも存在するが、そういうのはコンサル会社などに頼んでいるところなのかという気もしたり。

ただ、そういうごく一部の素晴らしい出来のものを除けば、当事務所のウェブサイトが大きく劣っているということも無いはず。そして幸いにも地元及び近隣の司法書士事務所のウェブサイトには、そのような圧倒的に強いところが現状では存在しないので、今のところ危機感が薄いのってのもあり。

それでも、たとえば相続放棄に関しては、立派なウェブサイトを作って多数の依頼を集めているであろう司法書士事務所が複数存在するので、もしかすると多くのご相談がそういうところに流れて行ってしまっているのかもしれない。そうだとすれば、それを上回るWebサイトを作れば仕事が取れるかといえば、相続放棄のキーワードについてSEO対策で上位表示させるのは難しいし、Adsenseなどの有料広告を使おうにも多額の費用がかかりそう。

そんなわけで結局は躊躇してしまうのだが、派手に宣伝して多数の依頼を集めるというやり方は自分に合わないと思うのが本音でもあり。まあ、願いとしては後10数年の間、今みたいな感じでやっていければそれでいいのだけれども、現状維持でいいやと思ったら落ちていくのは目に見えているので、ほんの少しでも良いから前に進みたいと思い、こんなブログなどを書いてみたりもしているわけで・・・。