2019年に入ってからしばらくの間は、新規のお問い合わせやご依頼件数があまり入らず、開業20周年も視界に入ってきた今となって、今後の不安を感じる日もあった。

今回に限らず、新規の依頼が少しでも途切れると、もうこのまま仕事が入らないんじゃ無いかとつい心配しがちなのだけど、ここ最近は一気にご依頼も入って取りあえずは一安心。

電話による問合せも非常に多く、このままでは人員補増強も必要かと思うくらいであるが、実際にそこまで多くのご依頼が入ることはこれまでの経験上無いのであり。

つまり、仕事が減ると心配になり、仕事がたくさん入ると気が大きくなることを繰り返すうち、司法書士事務所を開業してから10数年もの時間が経過したというわけだ。

ところで、電話によるご新規の問合せが多いとはいっても、実際にご依頼に至るのはごく一部である。感覚としては、3,4件の電話が入って、ようやく1件のご相談予約につながるといったところだろうか。

1本の電話への対応で5分や10分の時間を要することも多く、そうやって時間がかかる電話の方が仕事につながらなかったりもする。

ご依頼につながりやすいお問い合わせの場合、簡単にお話を伺ってからご相談日時を決めるだけなので時間がかからない。電話が長いということは何らかの問題点があるわけで、相談にお越しいただいてもご依頼につながらないことが多いということ。

この辺りの感覚は、数多くの電話を受けて経験を積まないとわからないことも多いはずだけれども、とにかく結構な数の問合せが入ってようやくご依頼につながるのだから、問い合わせ電話を受けること自体もかなりの負担になる。

多い日だと1日で5件くらいの新規問合せが入ることもあるが、そのすべてに司法書士である私自身が対応することになる。

実際の通話時間と、問い合わせ内容の記録にかかる時間、そして、それまでにやっていた業務に戻るまでのタイムロスも考えると、下手すりゃ1時間以上を問合せへの対応に使っている日もあるはずだ。

さらにはメールによるお問い合わせへの返信もあるので、あらためて考えてみると、司法書士がインターネット経由で仕事を獲得していくのはなかなか大変なことであるはず。

それで10数年もやってこられたのは我ながら立派だと思うものの、これから更に10数年同じことを続けていけるかと考えると、やはり不安にもなる。

記事タイトルと投稿内容がズレ気味になってしまったけれども、ホームページ経由での問合せにより、細々とでも司法書士事務所をやっていくには、1日に数件の新規問合せがコンスタントに入らないと厳しいように思う。

問合せが少なければ、たまに入った電話を何とかしてご相談予約に繋げたいという気持ちが強くなるはず。そうして、無理に事務所へ来てもらっても仕事になる可能性は低いし、いろいろな問題が生じる心配もあるし。

司法書士も含め、自営業で長年やっていくというのは、本当に大変なことだと実感することも多い。私自身、司法書士としての人生はそろそろ後半に入っていると思うが、何とかゴールまで無事に続けていきたいものだ。

と、さらに話が逸れてしまったけれども今日はこの辺で。