司法書士事務所のネットによる集客の話は何度も書いているが、現在でもウェブサイトやブログ経由で、(細々と)事務所経営を続けているだけの問合せはコンスタントに得られている。

当事務所では複数のウェブサイトを保有しているが、最もアクセスの多いサイトでは平日1日のユーザー数が2,000を少し超える程度である。

上のスクリーンショット画面は、Google Analyticsによる2019年9月1日から18日までのユーザー数である。ご覧いただければ分かるとおり、9月19日のユーザー数が2,030となっている。

これくらいのアクセスがあると、電話による問合せが毎日数件あるのが普通というような感じになる。1日に3,4件電話があっても全てが相談予約につながるわけではないが、毎日数件の電話が入り、そのうちの1件でご予約を承るといったイメージ。

さらにご相談の全てがご依頼につながるわけではないから、毎日1件のご相談予約が入るくらいの状況でないと、ネット集客のみで司法書士事務所を維持していくのは楽でないかもしれない。

もちろん、どのくらいの売上をイメージするかにもよるだろうが、自宅とは別に事務所を借りて、家族を養っていけるレベルを想定するならば、やはり上記程度の集客は必要だろう。1日1件のご相談予約といっても、司法書士の場合は1件あたりの単価が低い業務も多いので(とくに、ネット経由で入ってくる業務の場合)。

なお、当事務所の場合には他にも複数のサイトがあるので、1つのサイトで上記と同程度のアクセスがあったとしても、同じくらいの問合せが入るとは限らない。

加えていえば、アクセス数が同じでもサイトの出来によって集客力は異なるだろうし、事務所の所在地やそれ以外の要素によっても問い合わせ数は違うはずだから、サイトへのアクセス数だけを指標にしてもあまり意味がないだろうが。

それでも、司法書士事務所のウェブサイトにより多くのアクセスを集めることが出来れば、2019年現在でも実際に多数の問合せをいただくことは十分に可能だということ。

ところで、このブログへのアクセス数はどれくらいあるとお思いだろうか?

このブログについても、事務所ウェブサイトと同じくGoogle Analyticsでアクセス解析をしているが、9月19日のユーザー数は69であった。このブログではこれまでに227の記事を公開しており、一時期は1日のユーザー数が150を超えるようなときもあったが、最近はだいぶ減ってしまった。

これだけの記事数で1日にユーザ数が100もいかないという現実は、ウェブサイトへのアクセス数を増やすのは非常に難しいことを表しているだろう。

結論として、司法書士事務所がこれからネット集客をすることは出来るのだろうか?

個々のケースによるとしか言いようが無いものの、このブログの数字を見れば、厳しいであろう現実はお分かりいただけるはず。