何の予約時間であるかにもよるが、自分の考えとしては予約時間の5分前に着くくらいがちょうど良いと思っている。さらに、6,7分前に行くなら、3,4分前の方がベターだというイメージ。

予約時間の5分前になり「そろそろ来るかな?」と思った少し後くらいに着くのが、相手にとってベストだと考えるので。それが6,7分前だと、心の準備が出来る少し前になってしまうような気がする。

この5分という基準自体が誰にも共通するものであるわけでは無いが、5分前到着を目安にしつつそれより微妙に遅く着くようにすることで、少なくとも相手方に不快感を与えることは無いと思っている。予約時間の3,4分前に到着して遅いということは無いので。

ただ、たまに気まずいのは自分以外の人が全員ずっと前に到着していた場合。そんなシーンが予想されるときは自分も10分前とか早めに行くようにしているが、そんな予測も出来ない場合もある。まあ、それでも自分が遅刻しているわけではないのだし、気にせず堂々としていれば問題ないのだけれども。

なお、ここまでの話は、相手が自分のためだけに時間を空けて待っていることが予想される場合。よって、病院とかレストランとか多数の予約者のうちの1人であろうときは、そこまで深く考える必要は無いだろう。まあ、時間に遅れなければ良いかなという程度で。

ご予約時間の設定について

話は変わり、ご相談予約を入れるときの時間の決め方について。

ご予約時間の設定にはいつも頭を悩ませている。当事務所には、来客同士が顔を合わせずにお待ちいただけるスペースがないので、来客が重なってしまうのは極力避けたい。

そこで、前のご相談等の終了時間から、次のご予約時間まで30分は空けるようにしている。そうすれば、前のご相談が少し長くかかったり、または次のご予約の方が少し早くお越しになったりしても、まず重なってしまうことはないからだ。

それでも、ご予約時間から30分以上も早く到着する方がたまにいるので、そういう場合については対応しようがない。前のご相談が終わっていなければ、待ち合わせ場所がないことをお伝えしてもう一度お越しいただくことになる。

予約の30分も前に来るのは常識外れだと考えているので、再度お越しいただくようお伝えしても別に問題ないだろう。実際にも、早すぎるからもう一度来てくれお伝えしたことで、怒られたようなことは一度も無いと記憶している。

予告無しに予約の30分も前に来てしまう方は、たぶんこれまでの人生でも待たされた経験が多いのだろうし、それが当然だと認識しているのかと。ただ、先方はそれで良くとも、こちらは来客が重なればどうしても焦ってしまうし勘弁して欲しいというのが正直なところ。

ご来所時間についての話をし出すとキリが無いが、先日もご予約時間より30分以上早く到着した方がいた。その方は2回目のご相談なのだが、できるだけ朝早くにしてくれとのご希望。

そこで、「普段は朝1番の相談は10時半からなのだけど、今回は10時からで承ります」とお伝えしていたのに、実際に来られたのは9時半前。「早かったですか?」というので「早すぎです」とハッキリお答えした次第。仕方ないので、他の予定を後回しにしてご対応はしたが。

無理に予約時間を早めてもらったうえで、さらにその30分も前に到着するなんて非常識にも程があると思うのだけれども、この仕事をしていると常識は人それぞれだと考えるしかない。そして、何が起こっても対応できるように段取りをするしかないわけだ。

ただ、早く来られる方の擁護をしようとするならば、司法書士事務所というのを病院や銀行などと同じようなものだと認識している可能性もあるだろう。そうであれば、約束した時間よりも早く着いたとしても、呼ばれるまで待っていれば良いのだから問題ないと考えるのも理解できる。

ただ、2回目以降のご来所なのに30分以上も早く来られる方については上記の仮説も当てはまらない。当事務所に待合室が無いのは分かっているのだから、早く行って待っていれば良いというわけにはいかないのだし。

とにかくやっぱり自分の常識で考えても仕方なく、何が起きても対応できるようにしていくしか無いということか。そして、時間に遅れる方もたまにいるが、圧倒的に多いのは早く来られる方なので、そう考えると真面目な人が多いということなのだと前向きに考えよう。