新型コロナウイルスの感染が拡大し続けている。中国本土での死者が2千人を超え、日本国内でも死者が出ている状況。

日本全国至る所で感染者が確認され、さらには集団感染が起きた大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号からの下船が今日からはじまったことで、感染の更なる拡大が非常に不安な現在。

つい先日、政府から「不要不急の外出を控えるように」との呼びかけが突然なされたこともあり、司法書士事務所への新規問合せにも今後は影響が出てくるかもしれない。

相続放棄とか債務整理関連とか期限があるものは別として、たとえば、相続登記やその他の遺産相続続きなどであれば、司法書士への相談を先送りしようとするのは賢明な判断であろう。

そうなれば、当事務所への来客も激減するのかもしれないが、現時点では毎日それなりの数の来客がある状況。

向き合って接客するのは明らかに濃厚接触に該当するであろうから、今のところ咳き込んでいる人に遭遇したことは無いものの、来客の度に不安を感じるのは事実。

取りあえずの防衛策としては、接客が終わる度に手洗いうがいを励行している。接客時にマスクをすべきなのかもしれないけれども、今のところはそこまでは踏み切れず。もしも、目のまで咳をされたら直ちにマスクをするつもりだが。

後は、除菌スプレーと、除菌ウェットティッシュを備えて、ドアノブなどを頻繁に拭き取るようにしている。

ごく零細な当事務所の場合、接客スペースのすぐ隣が執務スペースであり、昼食もそこで摂ることが多い。そのため、来客時にウィルスをばらまかれると直ちに感染してしまうリスクが非常に高いと思われるし、いくら注意してもしすぎることは無いくらいなのだが、やはり対策には限度がある。

これ以上やるとすれば、来客は一切受け入れないようにするとか、さらには事務所に出てくるのを止めてテレワークでもするしかないのだろうが、司法書士事務所がテレワークというのは現時点では現実的でない。

それでも、当面の間はあまり新規ご相談を入れていかないような心持ちでやっていきたい。1,2ヶ月もしたら終息に向かっていくことを期待したいし、もしそうでないとしたら事務所経営がどうとかいっている場合じゃなくなるだろうし。

現時点でも、天皇誕生日の一般参賀を取りやめるとか、東京マラソンの一般参加者の出場を取りやめるなど、人々の社会生活にも大きな影響が生じてきている。

業績が大幅に悪化する企業も出てくるだろうし、東京オリンピックが予定通りに開催されるのかも不透明になってくるかもしれない。

現時点では先のことは全く分からない状況であるが、このような事態はこれまでに経験したことのないものであり、とにかく自分自身で出来る対策をしていくしかないだろう。