これまでライブドアブログで司法書士開業日記を書いていましたが、こちらに引っ越すことにしました。これまでと同じような感じで、書いていきますのでよろしくお願いします。

さて、最初の投稿はタイトルにもあるとおり、司法書士への相談と無料アドバイスについて。当事務所ではメールによる無料相談は受け付けておらず、相談ページにもその旨を書いているはずなのだが、無料相談希望のメールがちょくちょくと来る。

最近立て続けに届いたのが、相談内容をあれこれ書いた後に「アドバイスを頂ければ幸いです。」で締めくくっているもの。確信犯なのか、たんに丁寧に書こうとしているつもりなのか不明だが、「無料相談を求めているのではなく、アドバイスが欲しいだけなんです」というように読める。

しかし無料相談は駄目だけど、無料アドバイスなら良いですよなんて訳にはいかない。そもそも、司法書士や弁護士などの専門家にメールや電話で無料相談できると考えてしまう感覚が理解できない。

無料相談は受け付けていないとお伝えしても、無料相談と書いてあったはずだとか、さらには「フリーダイヤルと書いてあるじゃないか!」などと粘られることも。フリーダイヤルは通話料をこちらが負担しているのであり、さらにそれで無料相談とかあり得ないでしょ。

本日も、「フリーダイヤルと書いてあるからかけてみた」とのお電話が関西方面からあった。フリーダイヤルだから無料相談との発想が全く理解できないのだが、そのように考える人が多いのであれば、遠方からのフリーダイヤルは繋がらないようにするなどの対策も考えていかねばならない。

電話での無料相談も受け付けていると明記している司法書士のWebサイトもあるが、そんなことが可能なのは専門の相談員を抱えられるような大事務所でなければ、そもそもの問合せが少ないからに違いない。

当事務所など、無料電話相談は受け付けていないと明記しているにもかかわらず多数の電話が入るくらなのだから、「無料電話相談もお気軽にどうぞ!」などと書こうなら大変なことになるのは目に見えている。遠方だし絶対に依頼することはないと断言されている方からの無料相談を受け付ける意味はさすがに無いと思うのだがいかがだろう。

最近は問合せはコンスタントにあるものの、無料相談希望者も多くなかなか仕事に繋がらない。何とかせねばと思うこの頃なのだが、そんな思考の過程やら愚痴やらもこのブログに書いていきたい。