ちょっとした病気で現在は入院中である。そんなに長期間ではないし、入院の主目的は絶食し点滴と抗生剤により回復を図ることなので、今までの不摂生から身体をリフレッシュするために良い機会だと思っているくらいだ。

今回は体調不良を感じて病院に行ったら検査後すぐの入院を勧められた。さすがそのまま入院は無理だと伝えたところ翌日の11時から入院することに。入院までの短い時間で予定をいくつかキャンセルし、また、どうしてもやっておくべき仕事を済ませ。

もともと決済業務はほどんどやっていないし、裁判の期日なども入っていなかったのが幸い。後は事務員さんになんとか凌いでもらうことにして病院へ向かった。

手術をするわけでは無いから、24時間点滴が繋がっているものの体は普段通りに動く。そして、消灯時間以外は自由にパソコンも電話も使えるので、短期間であればとくに問題が起きることもないだろうと楽観的に考えている。

しかし、これを機に司法書士1人でやっている事務所というものの脆弱性についてあらためて考えることとなった。もちろん、司法書士に限らず代わりの効かない小さな組織でおこなっている事業者はどこも同じような状況であるはずだが。

事業主が元気で稼働できることを前提に業務が成立しているのだから、事業主が倒れればそこで事業はストップしてしまう。

当事務所の場合、事務員さんが進行中の業務について概ね把握しており、問合せへのある程度の対応は可能なのでちょっと司法書士が不在なくらいなら問題ない。というのもあるが、明日から入院するからよろしくといっても、ほとんど動じない人なので助かった。

今後のことを考えると、もう少し人を入れて育てていかなければならないと強く思ったが、今から司法書士複数の体制にしようとするのも大変な話であり難しいところだ。

ところで、固形物を最後に食べたのは2日以上前で、ほとんど点滴の栄養のみで過ごしているが思ったより空腹感はない。物足りないし何か食べたいとは思うけど、別に我慢できないほどじゃない。断食道場に入ったみたいなものだから、これで胃も腸もスッキリとリフレッシュすることに期待したい。

今まで入院したことなど無かったし、自分の身体は丈夫だと過信していた。しかし、明らかに人生の後半に入っている今になり、身体をいたわることの重要性を痛感した次第。