消費者金融、債権回収会社(サービサー)などに対する消滅時効援用は、近年ご相談が多い手続きの1つである。消費者金融(サラ金)から借金をし、月々の返済をしていたものの、何からの事情により支払いが滞ってしまった。それから一切の支払いをせずにいる間に5年が経過すれば、消滅時効が成立することになる。
「2018年5月」の記事一覧
土地の所有権を放棄できる制度が?
2018年5月29日付の朝日新聞デジタルに『土地を放棄できる制度、政府が検討 要件・引受先議論へ』との記事があった。政府は、土地の所有権を放棄したい時に放棄できる制度の検討を始めた。人口減で土地の活用や売却に困る所有者が増えていることが背景にある。防災上の必要性など一定の要件を満たせば、所有者が土地を手放せるようにする方向だ。放棄された土地の引受先などが課題になりそうだ。
メールによるお問い合わせはありますか
昨日の業務を終えて帰宅してから、本日の夕方までの間に、メールによる新規のお問い合わせが4件入った。 これを多いと捉えるかどうかは人それぞれだろうが、個人でやってる司法書士事務所としては非常に多いと考えるのが普通だろう。当・・・
連休前後はご依頼・ご相談が少ない
記事タイトルそのままだが、年末年始やゴールデンウィークなど長期の連休前後は、新規のご依頼・ご相談がどうしても減ってしまう。当事務所の場合、個人客からのご依頼・ご相談がほとんどなので、長期間の休みの前後には、司法書士への相談や問合せといった面倒ごとに取り組む気力が沸かない人が多いのは当然であろう。さらに、連休期間中はかかってきた電話への対応もしていないから、連休明けのご相談予約は少なくなってしまうのは仕方の無いところ。
士業の業務もAIにより代替可能になる10年後
日本の国難 2020年からの賃金・雇用・企業(著者:中原圭介)を読んだ。暗澹たる日本の未来を思い暗い気分になっているところに、更に追い打ちをかけるような記述が。AIが関わるのは頭脳の領域であることを考えると、たとえ高度で専門的な知見を持つ職業であったとしても、将来がずっと安泰で保障されるということはあり得ません。その専門的な仕事の代表格が、弁護士や公認会計士、弁理士、税理士、司法書士、行政書士などの、いわゆる「士業」と呼ばれる職種の人たちです。
会社設立が早く安く簡単に?
司法書士である私は、いわゆる既得権にしがみつこうとしている側の人間なのでしょうから、このような変革によって自分の仕事が奪われかねないとして闇雲に批判していると思われても仕方ありません。けれども、「定款認証が簡単になり、会社設立登記が1日で完了するから、起業が簡単になる」との論調には首をかしげざるを得ません。
弁護士や司法書士を含め士職業の半分は不要に
2018/05/16のダイヤモンドオンラインに 「東大卒」の半分が失業する時代が来るとの記事があった。何の気なしに読んでみると、これから10年以内に「弁護士や司法書士を含め、いわゆる「士職業」の半分は、不要になっていくだ・・・
定款認証がスマホで出来るように
この記事の冒頭に「法人設立に必要な手続きが簡素化され、起業までの期間が大幅に短縮されそうだ」とあるが、株式会社設立登記やその他の関連手続きなど起業全体からすれば些末なごく一部のことであり、「簡単に会社ができるから簡単に起業ができる」というのはあまりに短絡的に思える。