毎日の更新は実現できていないが、この投稿で当ブログの記事数が40になる。そして、ここのところアクセス数も増加傾向にあり、最近の数字は下記スクリーンショットのような状況。11月22日(火曜日)から24日(木曜日)までのセッション数は連日16で、これくらいのアクセス数は安定して得られるようになったようだ。

司法書士.netへのアクセス数

40記事で毎日の平均アクセス数が20以下というのは思ったより少ないが、司法書士によるWebサイトやブログが乱立している現在では仕方の無いところか。

このブログは内容が役に立つかは別として、現役司法書士である私自身が全ての記事を書いている。1記事1000文字以上になるように心がけているし、少なくともGoogleのアルゴリズムにより低評価を受けるようなコンテンツではないはず。

それでもこの程度のアクセス数しか集められないのだとすれば、新規開業した司法書士がWebサイトやブログに多数のアクセスを集め、それにより集客をおこなおうというビジネスモデルは既に成立しないように感じる。

ただ、後発のサイトがアクセス数を集めるのは無理かといえばそんなことはない。そのわかりやすい例が、SEO業界(?)周辺で話題になっているウェルク(Welq)というサイト。

DeNAがやってるウェルク(Welq)っていうのが企業としてやってはいけない一線を完全に越えてる件(第1回)– More Access! More Fun! –
SEOの専門家の知識とノウハウをフル動員し、資金を投入して1日何百ページもぶっ込んで、企業モラルや順法精神を全く考えずに金儲けだけを考えれば、割と簡単に健康関係のキーワードを独占して金儲けができるというのは、SEO界隈ではみんな分かっていたことですが、それはそれ。

こんな感じで取り上げられるようになる前から、健康関係のキーワードで検索するとwelq(https://welq.jp/)のページがやたらと出てくるのは感じていた。

司法書士業務に関係のある法律関係のキーワードについても、「SEOの専門家の知識とノウハウをフル動員し、資金を投入して1日何百ページもぶっ込んで、企業モラルや順法精神を全く考えずに金儲けだけを考えれば・・・」というのは共通するところがあるはず。

法律関係の記事にしたって、1日何百ものページを投入し続ければ短期間のうちに上位を独占することも可能だと思われる。しかし、このサイトの問題は「企業モラルや順法精神を全く考えずに金儲けだけを考え」ているのだということ。

法律関係の記事についても、法律専門家では無い「SEO専門家」が金儲け第一で書いたとすれば、同じような結果を招くであろうことは十分に予想できる。

「死にたい」検索トップの「welq」の記事、DeNAが広告削除 「不適切」指摘受け

たとえば、上記のような騒動があったのは記憶に新しい。同じように、「借金」と上記のような言葉を絡めてSEO対策をおこなった記事などを量産すれば、多数のアクセスを集めることは可能かもしれない。しかし、それはやっちゃいけないこと。

そいういう悪質な意識は無いにしても、司法書士事務所のサイトへ載せるのに相応しい高品質な記事を、毎日何記事も書き続けるのは困難。人を雇っている司法書士事務所ならば、補助者に書かせれば良いと考えるかもしれないけれど、それで成功している例を知らない。

結局、経営者である司法書士自身が書く記事が1番であるはずなのだが、それで毎日複数の記事を書き続けるというのもなかなか難しい。そして、一気に上位にやってきたWelqは1日に何百ページも投入しているわけだ。

新規開業した司法書士が毎日1記事を1年間書き続けてもレベルが違いすぎる話だが、1日で1000記事くらい書いてみればたぶんそれなりの勝負は出来ると思う。毎日1記事でも出来ている人はほとんどいないはずなのを、3記事書き続ければ3年分の成果を1年で挙げられるはず。

そして、3年やれば9年分。それくらいやれば、十分にネットで集客できるんじゃないでしょうか。単に想像に過ぎないし、責任は全く持てませんが・・・。